【サイズ】約Φ36cm、h3.5cm
【素材】花梨(カリン)
【原産国】made in Japan
木工作家 盛永省治さんの花梨(カリン)のファットプレート。
こちらの作品は、使われなくなった古い瘤杢(コブモク)のテーブルなどを素材にして製作しているシリーズになります。
木目の紋様で、いろいろな原因によって木材の繊維が錯綜したり、年輪の走り方が変わっていたりして木材の表面にあらわれた模様、
特に装飾性の高い美しいものを杢(モク)と呼んでいます。
樹種によってさまざまな杢があらわれ、杢の名称は材面の模様から連想的・感覚的に命名されていて、地域によって呼び名も異なります。
こちらはその中でも、瘤杢(コブモク)と呼ばれるもので、花梨の瘤杢は年々減っていて、希少価値が高まっています。
木工旋盤で木を削り形作るウッドターニングという手法で、最も美しい木の表情を探し出し作品を作り続けている盛永さん。
盛永さんの作品はオブジェのような完成度ですが、日常で使うほどに生活にも馴染んで来る道具としての美しさも兼ね備えています。
この作品は、色の濃淡、模様の入り方が本当に綺麗で、思わず見入ってしまいます。
ファットプレートですので、厚みも約3.5cmとどっしりとした存在感で、中央に向かってなだらかにくぼんでいます。
盛永さんの作品の中でも素材的に希少性も高く、オブジェとしても、プレートとしても、非常におすすめです。
<Crate / 盛永省治>
学生時代に工業デザイン、彫刻を学んだ盛永省治さん。
卒業後家具職人を経た後、独立し、鹿児島県日置市に自らの工房「Crate」を立ち上げました。
Crate(クレイト)とは、輸送・荷造り用の木枠、竹籠のような意味。
家具、木工品を制作する工房から生み出されるものを通して、心地よい生活の提案を行っています。
ここから生み出される、様々な製品、またその商品にこめられた想い、空気感などを大切に詰め込み、
あらゆる場所や人に届けようとの想いから、Crateと名付けられています。
http://www.crate-furniture.net/